立川断層「巡検」その1

「巡検」
一般の人には耳慣れない言葉ではないだろうか?
地質学・地形学(分かりやすくまとめると「地理」でもいい)
の研究活動の礎となる野外調査を「巡検」と呼ぶ。


(らしい)

前日までの強い北風が弱まった2/9(土)、都内では最大にして最後であろうトレンチ調査を見学してきました。

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ここは、武蔵村山市内。元々はプリンス自動車→日産自動車の工場があったところで、motogenic!からは数分。
中学の頃はここでケンメリやスカイラインジャパンが作られていました。
写真正面には富士山が望めて、都内とは思えない立地。
さすがに都内で唯一、鉄道の駅が無い市の強み(笑)



場内に入って待つ事数分で待ち合わせの方々がいらっしゃいました。

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定年退職なさって「元」の方もいらっしゃいますが高校教員の皆さん(4人だけど)。
いつも酔っぱらってるか、さもなくば二日酔いの顔しか知らないので(飲み友達です)、
昼間の顔はちょっと不思議。



長さ250m、深さ10mの「榎トレンチ」を柵の外から見学します。
掘削された地名から「榎トレンチ」と呼ばれます。

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まず目に付くのは寸断された「関東ローム層」(通称「赤土」)
前吐の様に工場跡なので、構造物や基礎工事のおかげで寸断されている。

写真奥(西)に向かって下がっているので、この付近に火山灰が降り積もった頃は傾斜地だった事が推測されます。
この「関東ローム層」富士山や箱根火山などの火山灰が降り積もったもので、鉄分が多く含まれているため茶色く見えます。
また、この「関東ローム層」のおかげで武蔵野台地は地震に強いと最近は言われています。

が、その武蔵野台地を切り裂くように北西から南東方向に走っているのが
今回調査された「立川断層」。
いわば地震の「巣」であり、「震源地」となりうるものだそうです。



これが立川断層の正体………よく分かりません。

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中央を境にして左右で石の流れが違うのが分かりますか?
(右側は横流れ、左側はたて流れ)

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現地の解説板です。

北側から南側を見てみます。
(「北川みなみ」っていかにもアイドルグループにいそうな名前)

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こちらの方が判然としています。

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横の層が縦になると言う事は、それだけ大きな力が加わったのが原因で
ボクなりの解釈では「突き指」に近いイメージだと思う。
「突き指」なら自然に痛みも消えて治りそうなものだけど、地下ではこれが元に戻る時には
動いたとき以上に大きな力、すなわち「地震」が発生する事になる。

「M7.4以上」

現在推測されている立川断層の実力。
油断はならないけど、こんなに近くに住んでるとどうしようもないね。
つくづく自然の前には人の力なんてちっぽけだと思う。


その2へ続く

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