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谷川岳へ

このホームページを始めたころ、高尾山に登った記事を書いたんだけど


その後も筑波山、烏場山(千葉県)、大山(丹沢)、御岳山と東京近郊の日帰り登山を楽しんでいました(わざわざ記事にはしなかったけど)。
そして今回初めての2000m級の山へ!。
そう、有史以来「魔の山」とも言われている上越国境の谷川岳。


ロープウェイを降りた天神平スキー場(7月12日午前10時)


相棒はいつも通り義弟。トイレで昼食用の水を仕入れて出発!
標高1300m以上のここでも既に空気は程よく涼しく、とは言えハードな行程(われわれオッちゃん的にね、あくまでも)である以上、熱中症にも最善の注意をしなくちゃね。

バイクのツーリングでも登山でも、同行者に迷惑をかけることは避けなくてはいけない最重要課題なのです。


台風一過でカリッカリの晴天のもと、ここから登山道が始まります。


しばらくはちょっとハードなお散歩コース的な感じで緩やかに登ったりちょっと下ったり。まだまだ遠くに見える谷川岳や正面の宝ガ岳を写真に撮ったり。
それでもすぐにクサリ場も登場。


クサリ場を登る義弟


案外あっさりと最初の熊穴沢避難小屋に到着。
はぁはぁすることもなかったので団体さんのグループが出発したらすぐに出発。
ここから「天狗の留まり場」まではまだまだ林の中を歩くので景色に変化が無く、肝心の谷川岳も見えません。

が、

「天狗の留まり場」を過ぎると景観は一気に変ります。急な登りと一気に開ける視界!
と、同時に登山者の数が増えたような気がします。
この人たちは何時から登ったんだろ?
下山してくる人を待ちながら呼吸を整えますが、檀蜜ねぇさんもいないのに「はぁはぁ ぜぃぜぃ!」


さらに険しさを増す上り


「天神ザンゲ岩」を過ぎるといよいよ肩の小屋が見えてきます。
谷川岳に登っている実感がわいてくる瞬間ですがもともとあまり筋力が無いことを自覚しているので、
「膝に負担をかけないように。足場の悪いところに接地して足首や膝をひねらないように」
慎重に登ってきました。

このあたりは谷川岳登山のクライマックス!
かなりの数の登山者がここで休んでいたので景色も良いのでしょうがボク的には余裕無し。
迂闊にも谷川岳に挑戦したことをここでザンゲして引き返したいくらいでした。


だんだんと近づく肩の小屋



目の高さになってくる万太郎山の美しい稜線


一歩づつでも確実に標高を稼いでいる実感があります。
肩の小屋到着は12時45分。写真を撮りながらとは言え、ずいぶん時間がかかりました。
最低でもトマの耳までは登りたい。そう思って小休止して出発。
重いザックをここに置いていく人も多いみたいですが、食事がまだの我々はちゃんとザックを背負って登ります。


15分ほどでトマの耳登頂!


正直に書くと、帰路の体力を考えてここまでで良いかな?
と、思っていました。
が、その奥に見えるオキの耳を見るとどうしても、登りたくなりました。


トマの耳から臨むオキの耳


別にクライマー魂に火がついた!
訳じゃなくて、
「ここで諦めて、次回こんなに苦しい思いをもう一度するくらいなら、今行った方がイイ!」
ってチョー個人的な理由です。
それに、今回は膝痛が無い(ココ大事!)
伸ばすときに痛む膝を抱えて、あの距離を下るのかと思うと憂鬱ですが、まだ大丈夫!


のぞきに自生するミヤマキンポウゲ、可憐ですね


オキの耳で「フォ〜!(古っ)」(13時30分)


三度目の正直でようやくの登頂
実は去年の秋に前乗りで水上温泉に泊まったのですが、翌日が大雨で中止。
2週間前にも登山予定だったのだが悪天候でキャンセル。
2度の待ちぼうけのあとに登っただけに感激もひとしお。
しかも回りは素晴らしい景色。


「いつか見てみたい」

そう思っていた景色を肉眼で見ることができて、ものすごく爽快な気分。
ここでようやく食事。
バーナーのガスを忘れるという事件があったものの、眼下に湯檜曽川を眺めての食事は最高です。
空気も旨い(味はしないけど)し、たまに聞こえる独特なハルゼミの鳴き声が高山に来た実感を倍増してくれます。


下山開始は14時35分。
さすがに登山者は少なく、自分のペースで降りられるので気楽♪
肩の小屋付近で力強く登っていく女性二人とすれ違う。
「銀マットを背負ってるから、どこかで泊まりなんだろうか?すごいなぁ」

なんて思う余裕もまだあったんだけど、下りは大変。
階段だし岩場もあるので、途中でストックをしまって降りました。
そうそう、食事の後にカメラもしまって集中して下山します。
ロープウェイもの時間が気になっていたし、ヘロヘロだったし(笑)
余談ですが今回のカメラはキャノンEOS7D。レンズは24-105mm F4.0です。
前夜まではEOS-Mを使おうと思っていたのですが、合焦の速さを考慮しました。
重かったですが、結果的に正解だったと思います。


肩の小屋からの下り、遠くに見えるのは天神平スキー場とロープウェイ乗り場


膝痛にはならなかったけど、笑う膝と格闘しながらの下山はかなりスリリング!
きっと、一歩踏み外して滑り出したら自分の体重を支えられなかったと思う。
ゆっくりであっても、確実に歩くことが今の自分にできる最大最高の行動。
途中、県警のヘリコプターが山岳レスキュー隊員を降ろしたり、吊るし上げたりしてたけどちゃんと見る余裕無し。もしかしたら、ロープウェイ乗り場に下山者の情報を伝えているのかな?と思ったんだけどそうじゃないのは後ほど分かった。

例えば高尾山だと自分の居場所がわかるような、看板やコース図などもあるから不安は無いけど、谷川岳にはそういったものはほとんど無く、自己責任での登山であることをひしひしと感じますが所要時間が分からないのは少し不便で不安。
ようやくたどり着いたロープウェイは最終の15分前。しかも、みなかみ駅へのバスは「もうない」との事。
おいおい!往復のチケットを買ったんだから、ロープウェイの最終にあわせたバスの運行しなくちゃダメじゃん!自販機の冷たいのはあらかた売り切れだし、釣り銭切れで買えないし。

ロープウェイに乗るとすぐに谷川岳は見えなくなる。


あっけない終わり方…………。


麓の駅で缶ビールで乾杯しつつ、帰路の電車を調べると水上駅18時37分発の上越線に乗らないといろいろ不都合がある事が判明。
ここで、先ほどの女性二人が下山してきたところに出会いました。西黒尾根を登ってきたとの事
パワフルです。


温泉を断念して上野の焼肉店へ。
血となり肉となるレヴァー、ンまかったです。


「motogenic!」でのスタジオ撮影・山ロケ撮影のお問い合わせ・お申し込みはこちらからお気軽に









そうだ!富士山に登ろう1

来年50歳になる「motogenic!」
漠然となにか記念になる事をしてみたいと思っていたのだ。

 記念硬貨を発行する。
 記念に何かを買うとか、飼うとか。

そんなんじゃなくて、気持ちの中に残るような事をしてみたかった。
物を買うのは好きだけど特別欲しい物って見当たらないし、無理に買っても埃をかぶってるんじゃつまらない。

そんな時、たまたま観たテレビ番組で富士山特集をやっていて、即座に「これだ!」と心密かに決定。
しばらくは誰にも話さなかったんだけど、同じ事を義弟も企てている事が判明。即座に登山部結成だぜィ。


高尾山へ
でも、意気込みだけじゃどうしようもないのが「運動」。いまさら「根性」でもないし、普段の運動不足はいかんともしがたいのではあるが、とりあえず様子見でどこか登ってみようって事で東京のパワースポット、ミシュラン自然ガイドの一押し、小学校低学年の遠足以来となる高尾山に。
決行はよく晴れた9/15、8時半に京王線「高尾山口」に集合。
よく分からないまま、特に準備運動もなく登山開始。

え〜っと6号路はどっち?
右も左もよく分からず、特に打ち合わせもなく「生ビール冷えてます」なんて看板をガン見しながらなんとなく歩行開始。
2人ともビールラバーなのだ。

午後イチに「ビアマウント」に入ってケーブルカーで酔っぱらって降りてきたんじゃネ?

なんて思ってない?そこのあなた!

IMG_0006.jpg
 登り始めてすぐ(まだ登りにすらなってない)にあった地蔵群
 

でもね、親からもらった2本の脚を交互に出してるだけだけど、案外早く頂上に付いちゃうんだね。
14カ所の看板で現在位置を確認しながら、琵琶滝で水行の修行するヒトを見たり(滝というよりも温泉施設の「打たせ湯」的な……)名前だけは大きな橋での休憩を挟んで、2時間弱で頂上アタックに成功。
軽く達成感を味わって、「さてどうする?」

東海自然歩道へ
すぐに下山するにもまだ体力余ってるし、「ビアマウント」はオープン前だし、達成感から来る興奮状態のまま相模湖までのトレッキングを決定。
「もう大した登りは無いんじゃないの?」会議は5秒で終了。長くかかる会議にロクな事は無いのだ。

IMG_0017.jpg


高尾山山頂からは、遊歩道の階段を降りて



降りて



   降りて



      降りて



         降りて



            降りて



               降りて(まだ降りるか!)

「もう登んないんじゃネ?」なんて思っていた通りだったんだけど、この階段が曲者。二時間後に効いてくるのである。
実は山頂付近は階段が多い。整備された遊歩道と言う感じでシロートさんには入り易いインターフェイスなんだろうけど、やっぱりお役所仕事!
階段って登りも下りも歩幅やペースを合わせないといけないから続くと本当に嫌になってくる。

しかも地図を持たない「思いつき登山」だから階段を迂回するルートなんか知らないし……(その時点でダメダメなんだけどさ)。

階段が終わると左右にススキの穂なんか垂れてて、「イーネッ!」なんか言いながら木立の間から景色を眺めたり。
一丁平で小休止。下界に比べると格段に涼しくて「小梅タブレット」やら「塩キャラメル」で栄養補給。
オッサン同士だけど義弟との会話も栄養だな、うん。

装備
ところで、今回のトレッキングのために用意したのは、保温用のペットボトルカバーとウォッチの電池だけ。
キャップ(フォルクスワーゲンでもらった)
グラブ(ミシュラン屋さんでもらった)
サイクルザック(持ってた)
ワコールの筋肉補助インナー(持ってた)
GTホーキンスのゴアテックストレッキングブーツ(持ってた)
ビクトリノックスのアーミーナイフ(持ってた)


義弟はザックとトレッキングシューズとクライミングパンツを購入したらしい。ヤル気だ〜!


小仏茶屋
一丁平からも登ったり降りたり。
途中から下りで膝が痛むようになってきた。筋を伸ばす時が辛い。
でもまぁ、小仏茶屋にも無事到着。
ここではナメコ汁で栄養補給。
目の前のテーブルでは大ビン(当然ビールだよ〜)をグイグイ空けるオヤジ。
その斜向かいでは、持参の鍋にうどんを入れてるグループ。


山男を嘗めちゃイカんです。
自然の中ではバイタリティと体力だけが重要ですな。


サイアクの下りへ
小休止の後、ここでも看板だけをたよりに相模湖弁天橋方面へと歩を進める











が、












のっけから木の階段の下り。しばらくは痛みに耐えて降りていたけど階段が終わる頃には膝が曲がらない状態。
横向きで降りないと、転がり落ちてしまいそう。
(筋肉が無いだけなんだけど)
帰宅して調べてみたら、さすがIT社会!
http://www.wild1.co.jp/academy/qanda/trekking/080912.php
まさにこの通りでした。
途中までは「ストックが必要だね〜」なんて言ってたんだけど、膝が辛くて話せない状況。(ボクだけっスよ)
ゆっくりしか降りられないから義弟には先に行ってもらった。、ところどころ現れる下り階段は地獄の入り口のようだったが、這々の体(マジであと五分下りがあったら這って降りるしかなかったと思う)で、高尾山口から5時間かかって午後2時に富士見茶屋に到着。
とりあえず健闘を称え合ったりして(笑)


現代のトラフィック事情
調べると2時39分相模湖駅発の中央線に乗らなきゃ、な感じ。

弁天橋をわたる遊歩道コースもあるんだけど、階段はもうカンベン!
なのでR20をひたすら歩く。茶屋のおじさんの話では3Kmで30分らしい。

それってかなり速足なんじゃネ?

相模湖駅に着いたのは発車の5分前。
「マジでなんとかかんとかの〜 5秒前〜」とかって広末涼子の歌を思い出しちゃったり。

R20では思わぬ発見も。
普段クルマに乗っていて渋滞に遭遇しても、せいぜい15分くらいでしょ。
土地勘があれば裏道使うし。
ところがこの日は秋の3連休初日。
下り線はちっとも動かず、

「歩いた方が速い」

を実践。
あの渋滞の中のクルマたちはどのくらいの温室効果ガスを排出しているのかと、一瞬考えたけど、心はすでにヤキニクに飛ぶ。
今を去る事3時間ほど前、高尾山山頂では「今日は焼き肉で生ビールのカンパ〜イ」って案が全会一致で可決されていた。
炎症を起こした膝には毒だと知りつつ、飲まなくてはいけないオッサンたちの宿命。

相模湖駅を出発した中央線は高尾駅に10分後に到着。

徒歩5時間
電車10分


現代文明のありがたみを享受しつつ、立川の「鳥良」2時間ノミホのありがたみに感動する2人だった。


反省なんかしてみる
次回は11月初旬の筑波山に決定。紅葉が綺麗なんだろうな。

GTホーキンスのブーツはソールが硬くて、クッション性が無く、
サイズもやや大きくて下りでつま先が遊ぶ状態。
最新テクノロジーのものに買い替え。
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ザックも必要(色希望)
体重を分散するために折りたたみのストックも。

後半の下りで図らずも弱点が露呈してしまった初のオッサン登山だったけど、目指す富士山はもっと条件が悪いはず。
体力勝負はハナから諦めているので、ネガティブを一つひとつ潰していかなきゃね。

それもそれで愉しいものだし。


次回へつづく